日本振動技術協会(英語名 Japan Association for Vibration Technologies、略称 JAVIT)は、振動技術に携わるメーカーの業界団体として、振動技術の社会的重要性に見合った信頼性を確保し、振動技術の高度性を維持し発展させることを目的として、1999年4月27日に設立されました。JAVITは、その後15年間は任意団体として活発な活動を展開し、2014年4月1日からは一般社団法人日本振動技術協会として再スタートを切りました。
JAVITは2019年3月末をもって、創立満20周年を迎えました。この間、JAVITは、年2回の協会誌「振動技術」の刊行、顧客企業から好評を博した「振動技術総覧2001」、「振動技術総覧2005」、「振動技術総覧2010」の刊行、教育事業委員会による講習会、免震委員会、制振委員会、防振・除振委員会、サスペンション委員会、試験・計測委員会による講演会、見学会など、活発な活動を展開して参りました。さらには、2005年6月13日~16日に神戸ポートピアホテルにて第9回世界免震制振セミナーを開催し、2010年から毎年2月にパシフィコ横浜で開催される「振動技術展」を共催しております。
このたび、創立20周年の記念事業として、「振動技術総覧2020」を刊行することに致しました。「振動技術総覧」は、JAVITの会員会社が設計/製造/販売している免震装置、制振装置、防振・除振装置、振動試験機、振動計測器等に関する技術資料を収録した刊行物で、JAVITのシンボルとして、また、情報発信の媒体として、重要なものと考えております。「振動技術総覧2010」は、幸いにも会員会社の顧客をはじめ各方面から好評をもって迎えられ、現在でも入手を希望される方が絶えておりません。しかしながら、発刊から10年が経過いたしますと、記述内容が古くなっている箇所が散見され、また、会員会社も変化しておりますため、改訂することに致しました。今般刊行致します「振動技術総覧2020」が、過去の「振動技術総覧」同様、各位のお仕事にお役に立つことがありますれば、会員一同の望外の喜びとするところであります。
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